アーカイブの概要~序にかえて
ここに公開するテキストは、おおむね1950年代後半から1980年代まで、美術と音楽のシーンを中心に映像、演劇、ダンス、建築など様々な分野で強く意識された科学技術と芸術との相補・互恵関係を、「アート&テクノロジー」という符丁によってゆるやかに括りとることのできる脱近代主義の発現のスタイルとしてとらえ、その多領域に渡る運動の軌跡を追った比較芸術史研究のモノグラフです。初出は1993~1997年雑誌『インターコミュニケーション』(NTT出版)掲載の連載記事。これに大幅な加筆・修正を施したものを第1部とし、当初から執筆継続を予定していたその続編を第2部として暫時公開します。
●第1部の概要 準備中
ブラウン管リサージュによるBen Laposkyの作品「Oscillon」(1950年代)
●第2部の概要 準備中
ボーイング社のデザイナー ウィリアム・フェッターWilliam Fetter他による旅客機操縦室のCAD(1960年) ※フェッターらがこのプロジェクトでcomputer graphicsという語を史上はじめて使った。
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●web公開の経緯ほか
雑誌での連載を開始した1990年代前半には、全国の美術大学等にメディアアートや情報デザインの教育を標榜する学科・コースが次々と設置され、そうした教育機関での利用を前提として連載終了後ただちに単行本化する計画でした。しかしながら、私事に渡る諸処の事由から上梓に漕ぎ着くことなく今日に至っています。担当の編集者諸氏と出版社には多大な迷惑をかけ申し訳なく思います。しかし、その後偶然出会った読者の中には、大部のコピーをとられて大学の授業等に使われている方が何人もおられるなどし、自分の書きものが社会的な責務を果たせていないことに、そのつど恥じ入るばかりでした。このようなかたちではありますが、ある程度に修正の終わったテキストを再公開し、さらに新たな調査・研究の成果(第2部)を今後に加えることで、そうした方々の期待にはなはだ遅まきながらお応えしたいと思います。
第1部のテキストについては雑誌での初出から3年以上が経過したので出版権は消滅したものと判断し(cf. 著作権法第八十三条)、全文を公開しています。ただし、写真・図版等は、その著作権と著作隣接権をすべて個人で処理することは不可能であるため、一部には画像処理を施し指示関係の暗示にとどめたものがあります。パブリックドメインやクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとにweb上で公開されている画像については、撮影者の氏名表示等、権者が要求する利用条件を遵守して画像を掲示しています。いくつかの画像は、出版物等の出典(出版物表題、著者、出版者、当該ページ)を明示したうえで、フェアユースの範囲にあると権者に承認をいただけるものと仮定して使用しています(この判断から生じる一切の責任は森岡が負います)。これら以外は森岡が撮影して原本を所有し、被写体となった人物及び被写体となった作品等の所有者から、商用・非商用における公開許諾を得た画像です。
なお、いくつかの講では、ページの最後に「参考ビデオ」として、 YouTubeなどweb上の動画像を埋め込んでいます。写真と文章だけでは理解し辛い映像作品やインスタレーション、パフォーマンスの記録、報道映像、アーティストや評論家などのインタビューなどです。ただし、今後の加筆作業のための資料や備忘録として一時的に置くだけで、テキストの内容とは直接の関係がないものも含まれます。
●おことわり
・これはWeb上の出版行為ではなく、あくまで個人的なアーカイブでありノートブックです。
・著作権は放棄していません。
・第1部第2部ともに執筆/編集作業の途上にあり、試験公開を行っています。すべて決定稿ではありません。今後も修正・加筆の改訂作業を重ねます。
・書誌資料を含む各ページからの直接引用については、事後に情報の修正を繰り返し行う可能性がありますから、引用に際してこのサイトを参照したこと(当該ページのURL)と、その年月日を記載されるようお願いいたします。情報の確度・精度について、現段階では十全に責任を負えない個所がいくつかあります。
・フロントページ以下いずれのページに対しても外部からのリンクは自由になさってください。管理者への許諾の必要はありません。
2010年8月
森岡 祥倫
